ブライスキャニオン行き方と見どころを地元ガイドが紹介

こんにちは!

ラスべガス在住のマーク(@rasubegasu_)です。

 

当記事では初めてでもわかるブライスキャニオンの観光の仕方を紹介します。

 

まだまだ日本人に認知が低いブライスキャニオン。

ラスベガスからレンタカーでも行けるのでぜひこの記事を参考にしてください。

 



ブライスキャニオンの行き方と場所

↑クリックで拡大

ブライスキャニオンはユタ州南部にある年間200万人の来場者を集める人気の国立公園です。

 

ラスベガスからの交通手段は車のみです。

ツアーかレンタカーを使って観光する方法が一般的です。

 

ブライスキャニオンレンタカーで行く場合

レンタカーを使った場合の経路(ラスベガスからブライスキャニオン)

  • ラスベガス出発、高速道路I-15で北へ向かいます(ユタ州方面)
  • Iron CountyUT-20 E まで I-15 N を進み、EXIT 95I-15 N を出る。
  • Garfield CountyUT-63 S まで UT-20 Eを進み、US-89 SUT-12 E を進む。

 

レンタカーで行く場合は片道およそ4時間で到着します。

 

往復8時間は運転してしまうので、ドライバーは2人以上がオススメです。

疲れ切ってしまうと、現地の観光がおろそかになってしまいます。

 

もしくは一泊二日で観光することをおすすめします。

その理由は運転の長さだけでなく、ブライスキャニオンが最も美しいのは朝日のタイミングだからです。

朝日に間に合うためには前日入りするしかなく、一泊二日がおすすめです。

 

ちなみにレンタカーで行く場合の注意点は時差です。

ブライスキャニオンはユタ州にあるためラスベガスよりも1時間すすんでいます。

 

レンタカーを使った場合にかかる予算

レンタカー代9,830円
車両保険999円
入園料3,850円(35ドル)
ガソリン代5,814円(52.85ドル)
合計20,493円

※1ドル110円計算

 

実際に私がレンタカーを使ってブライスキャニオンを観光した内訳になります。

レンタカーは比較サイト:イージーレンタカーを使ってダラー社で車を借りました。

 

レンタル期間は2日間です。日帰りで借りる場合はさらに安く借りることができます。

入園料は1車両毎の価格です。車に4人乗車していれば4人でも35ドルになります。

 

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ブライスキャニオンツアーで行く場合

現在ブライスキャニオン日帰りツアー(日本語)を催行している会社はわずかです。

その中でも日帰りであればパークツアーサービスのツアーがおすすめです。

 

ブライスキャニオンの朝日が観たい方は宿泊ツアーなら間違いありません。

日程に余裕がある方は私も過去に参加経験のある以下のツアーがおすすめです。他のお客様のレビューも非常に高くなっています。

グランドサークル3泊4日(ブライスキャニオン含む)の行程を覗いてみる(私も参加経験あり)



ブライスキャニオン天気

観光で気になるのは現地のお天気です。

ブライスキャニオンは標高が2700mあるため、観光できるシーズンが限られています。

 

せっかく予約したのに大雪で入れないということがないようにしたいものです。

ちなみに標高2700mはグランドキャニオンよりも標高が高いことになります。

 

各国立公園の標高

  1. グランドキャニオンウェストリム 1500m
  2. グランドキャニオンサウスリム 2200m(最も来場者が多いポイント)
  3. グランドキャニオンノースリム 2600m
  4. ブライスキャニオン 2700m

     

    それぞれ標高の高い場所とそうでない場所がありますが、ざっくり説明すると↑のような標高です。

    過去にグランドキャニオンに行ったことのある方は気温を感覚値で比較しやすいと思います。

     

    ブライスキャニオンの天気を知りたい場合は、Apple iOSの天気アプリであればそのまま”ブライスキャニオン”と検索すれば天候を確認できます。

    もし他の機器をお使いの方で天気情報が出てこない場合、最寄りの街はブライスキャニオンシティBryce Canyon Cityです。

     

    ちなみに↑の天気は5月下旬の天気です。毎日雪というわけではないですが、天候が崩れるとまだまだ積雪につながることがあります。

     

    ブライスキャニオン気温ベストシーズン

    データ元:weather-us.com

    ブライスキャニオンの観光ベストシーズンはズバリ夏です。

    ↑のグラフはブライスキャニオンの雨の日の日数を計算したものになります。

     

    ご覧いただくと6月は最も雨が少ないです。

    ブライスキャニオンは雨が降っても観光できますが、天候が暗いと明るさが弱くブライスキャニオンの赤い岩(フードゥー)が映えません。

    やはり晴れた日がベストです。

     

    またトレイルを散策したい方は6月から9月の間がおすすめです。

    私は5月末に行きましたが、数日前の雪が残っていたため一部のトレイルは封鎖されていました。

     

    「冬でもツアーはやっているみたいだけどトレイルは歩かないの?」

    「すべてのトレイルが封鎖するわけではないので一部歩く場合もあるよ。」



    ブライスキャニオン見どころ

    ブライスキャニオンの見どころは、独特な形をしたフードゥーと呼ばれる巨大な土柱があたり一面に広がる不思議な光景です。

     

    フードゥー(Hoodoo)という言葉はアメリカ先住民、南パイユート族(Southern Paiuteの”恐怖”を表す際の表現ウードゥー!!(uuuudooo)が由来となっています。

     

    このような土柱は世界的にも珍しく世界三大土柱と1つとも呼ばれています。ちなみに他の2つはイタリアチロル地方。徳島県の阿波の土柱です。(諸説あり)

    フードゥーの岩質は主に石灰岩によるもので長い年月の中で雨や風、雪の侵食によって柱のような形になった言われています。

    赤い岩の間に層のような白い岩は泥岩や苦灰岩によるものです。

     

    「フードゥーが赤い色をしているのは多くの酸化鉄を含んでいるからだよ。」

     

    ブライスキャニオンの観光ポイントは全部で7つ

    1. フェアリーランドポイント(Fairyland Point)正直微妙
    2. サンライズポイント(Sunrise Point)朝日のポイント
    3. サンセットポイント(Sunset Point)
    4. インスピレーションポイント(Inspiration Point)
    5. ブライスポイント(Bryce Point)一番のオススメ
    6. レインボーポイント(Rainbow Point)正直微妙
    7. ヨヴィンパポイント(Yovimpa Point)正直微妙

     

    ブライスキャニオン公園内には大きく7つの観光ポイントがあります。

    できれば全てのポイントを巡っていただけるといいですが、ツアーガイドしておすすめのポイントを紹介します。

     

    ブライスキャニオン公園内おすすめ観光ポイント

     

    オススメのポイントは以下の3ポイントです。

    公園内おすすめのポイント

    • サンライズポイント(Sunrise Point)朝日のポイント
    • サンセットポイント(Sunset Point)
    • ブライスポイント(Bryce Point)一番のオススメ

       

      サンライズポイントはその名の通り朝日鑑賞のポイントです。

       

      日の出直前はこのポイントに多くの観光客が集まり太陽が登るのを待ちます。

      景色はもちろん素晴らしく入園ゲートからアクセスが良いのもおすすめ1つです。

       

      次にサンセットポイントです。

      このポイントは人気のトレイル、ナバホトレイルがあるポイントです。

       

      ナバホトレイルはブライスキャニオンへ下って行き、一周して周るポイントです。

      夏季限定のためトレイルがオープンしている際はぜひ立ち寄って欲しい観光ポイントです。

       

      フードゥーを間近で見ることができます。

      夏でも標高が高いため涼しく乾燥しています。

       

      約1時間ほどのトレイルになりますが、空気が薄い分息が上がりやすい点には注意です。

      (↑ブライスポイントからの景色)

       

      最後にブライスポイントは個人的に特におすすめです。

      ブライスキャニオンのフードゥーが最も綺麗に見えるポイントです。

       

      特にオススメの時間は日の出時間から20分ほど経つと太陽によって岩がオレンジ色に輝きます。

      朝日をサンライズポイントで鑑賞したあと、15分後にブライスポイントへ車で10分で向かうとベストタイミングで鑑賞できます。

       

       

      ブライスキャニオン公園内おすすめしない観光ポイント

       

      (写真↑レインボーポイント)

       

      あまりオススメしないポイントもあります。

      公園内あまりおすすめしないポイント

      • フェアリーランドポイント(Fairyland Point)
      • レインボーポイント(Rainbow Point)
      • ヨヴィンパポイント(Yovimpa Point)

         

        上記3ポイントは正直微妙です。

         

        (写真↑フェアリーランドポイント)

         

        まずフェアリーランドポイントは見えるフードゥーの数が少ないです。

        そしてレインボーポイント、ヨヴィンパポイントはフードゥーの密集しているエリアから遠く離れてしまうためこちらもあまりオススメしません。

         

        また標高が高く入園ゲートからの距離が遠すぎるのも難点です。

        ですが好みもありますので時間に余裕のある方はすべてのポイントを見比べてみてください。

         

        ブライスキャニオン朝日の見方

        ブライスキャニオンの最も美しい瞬間は朝日によって赤く照らされる岩の燃えるような色です。

        朝日が登る30分前くらいにブライスキャニオン・サンライズポイントに到着することをおすすめします。

         

        写真は年末に訪れたときの朝日です。気温はマイナス5度以下までさがるので防寒対策必須です。

         

        日の出前のブライスキャニオンの写真です。

        辺りがだいぶ明るくなり岩の色もはっきりしてきました。

         

        日の出直後に赤々と燃えるような色に変化します。

        冬は雪が残っていることもあり赤と白の対比がなんとも美しいです。

         

        ”朝日”というと太陽が登る瞬間の良し悪しを気にする方がいらっしゃいますが、実際は朝日によって照らされる岩がメインです。

         

        こちらは↑太陽が雲に隠れてしまったパターン。

        朝日は綺麗に登りませんが、雲が赤、オレンジ、ピンクと色が変わる姿はこれはこれで美しい光景です。



        ブライスキャニオン夕日

        ではブライスキャニオンの夕日はどうでしょうか。

        ↑こちらの写真は日が沈む1時間前に撮影したものです。

        すでに半分以上の岩が影に隠れてしまい遠くの方しか光が照らしていません。

         

        太陽は最後森の中に沈むため、ブライスキャニオンは夕日鑑賞にあまり向いていません。

        どうせ観光するのであれば朝日を見れるようなスケジュールプランを立てることをおすすめします。

         

        ブライスキャニオントレイル

        ブライスキャニオンには初級・中級・上級者向けに合わせて15のトレイルコースがあります。

        景色を上から見下ろすだけでなく、歩いて渓谷を下ることでフードゥーを間近に感じることができます。

         

        15のトレイルの中で一番のおすすめはナバホトレイルです。

        ナバホトレイルは中級者向けとなっており、約1時間のハイキングになります。出発地点はサンセットポイントからです。

         

        高低差は約168m。歩く距離は2.2kmです。注意点は氷と落石で危険なため夏限定のトレイルになります。

        標高2200〜2400mのあたりを歩くので空気が薄く普段運動をしていない方はきついかもしれません。

         

        また雨の降ったあとなどは特に地面が泥状態になっていることがあります。

        その際は汚れてもいい運動靴をおすすめします。

        ブライスキャニオン基本情報まとめ

        ブライスキャニオン基本情報

        距離:ラスベガスから約430km。片道4時間。

        最寄り街:ブライスキャニオンシティ

        入園料:一般車両一台に付き35ドル。

        駐車場料金:無料

        ベストシーズン:夏、特に6月は一年間で最も雨の日が少ないです。

        ビジターセンター営業時間:毎日8:00-20:00

        ブライスキャニオンホテルおすすめ

        ブライスキャニオンの景色で最も美しい時間は朝日のタイミングです。

        ベストな朝日鑑賞にするためには周辺のホテル・ロッジに宿泊することが必須条件になります。

         

        私がオススメするブライスキャニオンおすすめのホテルはルービーズインです。

        私もツアーやプライベートで何度もお世話になっています。

         

        このホテルを紹介する理由は大きく3つです。

        1. 立地が良く朝日のポイントまで車でわずか9分
        2. レストラン、スーパー、コインランドリーなど必要なすべての施設が充実
        3. 2018年11月より朝食バイキングが無料化(宿泊者限定)

         

        ▽ルービーズインに関して以下の記事で詳しく紹介しています。

        ブライスキャニオン観光の予算目安

        ブライスキャニオンの観光にかかる金額は日帰りツアーであれば1人あたり20,000円ほどです。

        レンタカーであればグループあたりで20,000円です。

        例えば3人でレンタカーで行く場合は一人あたり7000円で観光できることになります。

         

        ブライスキャニオンのおすすめツアー(日本人ガイド)

           

          現在ブライスキャニオンのツアーを販売している会社は限られています。

          今回ご紹介するツアーはすべて日本人ガイド付きのツアーです。

           

          ツアーに参加するのであれば断然日本語の方が満足度は高いです。

          日帰りであればパークツアーサービス(ラスベガス現地旅行会社)ツアーがおすすめです。

           

          その他の旅行会社は宿泊ツアーに参加するとブライスキャニオンも観光プランに含まれています。

          私は以下のツアーに参加し、朝日鑑賞と人気ホテルのRuby’s Innに泊まることができました。

           

          今回ご紹介したサンライズポイント、ブライスポイントの観光も含まれています。

          また夏限定でナバホトレイルを散策することもできます。

           

          ブライスキャニオンレンタカーで行った場合の予算

           

          レンタカーを使った場合にかかる予算

          レンタカー代9,830円
          車両保険999円
          入園料3,850円(35ドル)
          ガソリン代5,814円(52.85ドル)
          合計20,493円

          ※1ドル110円計算

          私が実際にレンタカーで観光してかかった金額をまとめました。

          3人以上で観光する場合はツアーと比べ断然安くなります。

           

          片道4時間ほどの運転になるため運転できる人を最低2名は確保するといいです。

          もし運転者1人場合、負担が大きくなり現地の観光で疲れてしまいます。

           

          ブライスキャニオン公園内での運転はグーグルマップを使うと便利です。

          グーグルマップのアプリにはすでに全てのポイントへの経路のデータが入っているので道に迷うことはありません。

           

          ▽ラスベガスでレンタカーを使いたい時はイージーレンタカーがおすすめです。

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