こんにちは!
ラスベガス在住のマーク(@rasubegasu_)です。
今回はアンテロープキャニオンアッパーとロウアーどちらがいいかガイドの立場から徹底比較していきます。
<重要なお知らせ>
新型コロナウイルスの影響によりすべてのアンテロープキャニオンの観光がナバホ政府によって禁止されています。
再開予定は2021年〜となっております。
目次
アンテロープキャニオンアッパーとロウアーの違い
アッパー | ロウアー | |
1. カタチの違い | A字 | V字 |
2. 観光料 *1 | 60〜78ドル | 40ドル〜80ドル |
3. 実質観光時間 | 約30分 | 約40分 |
4. カメラツアー *2 | あり | なし |
5. ビーム有無 | あり | なし |
6. 歩く距離 | 約400m | 約1100m |
7. 写真スポット | 多い | 少ない |
8. 雨による観光中止 | 雨に弱い | 雨に非常に弱い |
9. ベストシーズン | 4月〜8月 | 夏は午前中。冬は午前中か夕方 |
1. アンテロープキャニオンかたちの違い
2. 観光料
アッパー | ロウアー | |
観光料 *1 | 60〜78ドル | 40ドル〜80ドル |
ナバホ族観光会社の数 | 4社 | 2社 |
アッパー&ロウアーともに観光するにはナバホ族にガイド料を払わなくてはいけません。
上記の表は主なナバホ族観光会社のガイド料(ツアー代金)です。
ガイド料は会社やプランによって異なります。
通常のプランであればロウアーの方がアッパーよりも安いです。
ロウアーの相場が大人一人40ドル。アッパーは大人一人60ドルです。
またガイド料だけでなくナバホ族政府に納めるNavajo Nation Entrance Fee(ナバホ公園入園料)が年齢8歳以上の方から一人当たり追加で8ドルかかります。
従いまして実質のロウアーの相場は大人一人50ドル。アッパーは大人一人70ドルです。
ここ数年で毎年10%以上の値上げをしています。
このままいくと近い将来、観光料が100ドルに達する可能性があります!
値上がりし続ける理由は主に3つあると考えています。
|
一番の理由は観光客が非常に多い点です。
アメリカ国内に限らず世界中から観光客が大型バスでわんさかやってきます。
正直観光客が多すぎて人数制限したいというのが運営側ナバホ族の本音です。
値上げはある程度観光客の人数を制限するのに効果があります。
3. 実質の観光時間
アッパー | ロウアー | |
実質観光時間 | 約30分 | 約40分 |
実質の観光時間とは洞窟内への移動やガイドの説明などの時間を省いたものを言います。
アッパーの方が渓谷が小さいため中での撮影は実質30分ほどになります。
一方ローワーは渓谷の範囲が大きいため40分たっぷり撮影ができます。
上記の時間は渓谷内が空いていた場合に限ります。
繁忙期の場合、渓谷内で渋滞が生じるため5分から10分伸びることも多くあります。
4. カメラツアーの有無
アッパー | ロウアー | |
カメラツアー *2 | あり | なし |
5. ビームの有無
アンテロープキャニオンの醍醐味と言えば光のビームです。
この光によるビームはアッパーでしか見ることができません。
その理由は渓谷のカタチのためです。
アッパーの中でも天井の岩と岩の間が非常に狭い場所は太陽の光が絞られ、光がビームのように長く伸びます。
ビームが発生する条件下として太陽が真上にある時間帯(季節ごとで多少時間がズレます)、
さらに風が少なく地面がしっかり乾燥している時にビームが表れます。
さらにビームが出るシーズンは3月〜9月です。確実に見たい方は4月〜8月がオススメです。
ビームの出る条件
- 天候は晴れ(太陽が雲で隠れない、薄い小さな雲もNG)
- 太陽が真上にある12時頃(時期によって変化します。)
- 風が少ない(風が強いとビームが消えます。)
- 地面(砂漠)が乾燥している(砂ホコリが立たないとビームは発生できません)
条件が揃うとビームは1つだけでなく何本も出現します。
多いときはなんと5本から10本見れることもあります!
「あまりビームが沢山出るとお客様も慣れてしまい、最後の方は反応が薄くなることもあります(汗)」
「マークの先輩ガイドは過去100回以上見ているのに、毎回初めてビームを見るかのように興奮しながらガイドしてたね。」
「ガイドのテンションでお客様の満足度が変わります。毎回興奮して案内する先輩ガイドは本当に凄かったです。」
6. 歩く距離
アッパー | ロウアー | |
歩く距離 | 約400m | 約1100m |
アッパーは渓谷の入口付近まで専用のツアー車両で移動します。
一方、ロウアーはツアー受付から渓谷内まですべて徒歩です。
歩く距離は約1100mと、大したことはないですが、足場が悪く急な坂もあるため足腰に自身がない人は注意して観光する必要があります。
↑ロウアーの航空写真です。
M字で黒く影になっている箇所が渓谷内です。
渓谷に入るまでに砂漠を5分ほど歩く必要があります。
↑アッパーの航空写真です。左上に車が停まっているのが見えますでしょうか?
アッパーの渓谷内はロウアーと違い平坦なため、足腰に自信がない方も観光しやすい環境になっています。
7. 写真スポット
アッパー | ロウアー | |
写真スポット | 多い | 少ない |
8. 雨による観光中止
9. ベストシーズン
ベストシーズン | |
アッパー | 4月〜8月 |
ロウアー | 一年中観光OK、夏は午前中 |
アッパーのベストシーズンはビームが出現する4月〜8月です。
そして太陽が真上に来る時間帯のツアーを予約する必要があります。
反対に10月〜3月に観光すると、太陽の光が弱く洞窟内の暗い場所は多くなります。
特に11月〜1月は洞窟内の半分が真っ暗で写真撮影が難しいです。
ロウアーは一年中観光できます。
ベストなタイミングは太陽が真上にある時間(正午)の予約を避けることです。
ロウアーキャニオンは渓谷の構造上、太陽の光が入りやすく明るすぎて写真撮影が難しくなりやすいです。
太陽が真上にない、午前中か夕方の時間がオススメです。
さらに夏に観光するのであればベストなタイミングは午前中になります。
その理由は気温が高くなりすぎると熱中症になる恐れがあり、急遽中止になることがあります。
現地は16時から17時の間が気温のピークになるため、真夏は午前中の予約がベストな選択肢になります。
アンテロープキャニオンアッパーVSロウアーどっちが人気!?
- 観光時間が適度に長い
- 探検気分を味わえる
- 写真スポットが多い
- 自由度が高い
時期や当日の天候によって変わりますが、基本的にロウアーの方が満足度が高く、各旅行会社のロウアーツアーがよく売れています。
アンテロープキャニオンおすすめツアー
アンテロープキャニオンは個人でも観光できますが、予約が困難な点や現地で英語のやりとりが生じるためツアーに参加した方が断然満足度が高いです。
予約が困難な理由は大手旅行会社が人気の時間帯のツアーを販売開始と同時に買い占めるからです。
そして売れ残りそうになると、一度予約チケットをナバホ族ツアーに返却し、残りを当日券としてナバホ族は再販売をします。(※旅行会社ごとに若干違いはあります。)
この傾向は観光客が殺到するGWや夏休み、お盆などの繁忙期によく見られます。
買い占める会社はアメリカ、中国、日本、韓国などの旅行会社です。
(アメリカではGWやお盆はありませんが、中国、韓国は同じように連休があります。)
そのため、個人で前もって準備しておかないと予約が難しいです。
もし仮に個人で予約できなくても、日本の旅行会社のツアーに申し込むとアンテロープキャニオンを観光できるケースが多いです。
当項目ではローワー、アッパーそれぞれのおすすめツアーを紹介します。
ロウアーが観光できるツアー
ルート66をたどる!グランドキャニオン&アンテロープ&ホースシューベンド&レイクパウエル日帰りツアー/夜7時頃ラスベガス帰着<貸切プランあり/日本語ガイド>
2019年上半期ランキング1位の日帰りツアー。
朝早い出発ですが、5箇所観光地をめぐる贅沢なツアー。
さらに帰りは19時頃ということで夜もラスベガスでたっぷり遊べるよう考え抜かれた行程になっています。
アッパーが観光できるツアー
星空観賞付き3大絶景日帰りツアー!グランドキャニオン&アンテロープ&ホースシューベンド<昼食+夕食IN-N-OUTバーガー/日本語ガイド>
アッパーキャニオンを売りにしたツアーです。
どうしてもビームを見たい方のために、現地の観光タイミングも配慮して行程が組まれています。(ビームは夏季限定です。)
帰りには人気のIN-N-OUTバーガーが食べられるのもポイントが高いです。
アッパー&ロウアー両方観光できるツアー(4月〜9月限定)
グランドサークル1泊2日 グランドキャニオン&モニュメントバレー&アンテロープ&ホースシューベンド<全室モニュメントバレー鑑賞可 ビューホテル確約/日本語>
アッパー&ロウアー両方行くのであれば、宿泊ツアーがオススメです。
上記のツアーはナバホ族だけでなく、日本人ガイドが同行し渓谷内での日本語のコミュニケーションやベストなカメラ設定もしてくれます。
また大人気のモニュメントバレー・ビューホテルに宿泊できるプランです。
▽ラスベガス・アメリカ旅行ではネット環境は必須です!
ラスベガスでもグランドキャニオンでもつながるUSデータがオススメです。
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